ファンタジー



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八妖伝
作者名 バリー ヒューガート
出版社名 早川書房
評価 ★★★★
感想
大好きです,このシリーズ。なのに3部作で終わってしまうなんて〜〜。予定通り7部完結にしてほしかった…。

全体的にはとっても面白いし,怪しげな妖怪やら猟奇的な殺人事件やらで,私的にはとても楽しめたのだけど,読後,やっぱり急に終わってしまった…という感がぬぐえない。こぅ,もっと,たあぁっぷりと,このバリー・ヒューガート的なチャイニーズファンタジーを楽しみたかったです。読み終えたあと,一番最初にこう思ってしまったのはちょっと寂しい。せめて上下巻にするとか,なんとかなったんじゃないかなぁと。

今回特に面白いと思ったのは八匹(八人??)の妖怪たち。太古の妖怪のせいか,本人は大真面目なのにどこかすっとぼけた悲哀を感じさせるところがとても楽しかったです。

ああ,またいつかこのシリーズ,復活してほしいなぁ…。

記入日時 2004/11/29/15:40:14

霊玉伝
作者名 バリー ヒューガート
出版社名 ハヤカワ文庫FT
評価 ★★★★
感想
ご存知,李高老師と十牛青年の冒険ファンタジー第二作。不思議な玉をめぐって繰り広げられる,これでもか!っていうくらいエンターテイメントしている作品だった。あーおもしろかった。
しかし最後の最後あたりは私の中国の妖怪や伝説にまつわる乏しい知識ではついていくのがやっとだったな,ははは…。
しかしまぁ面白かったから許す。
特に躁喜道士たちが素晴らしい。月明かりの中,笑王と躁喜道士たちが繰り広げる狂宴の光景は,しばらく私の脳裏に焼きついていることだろう。

記入日時 2004/04/02/19:54:51

ぬいぐるみ団オドキンズ
作者名 ディーン・R. クーンツ
出版社名 早川書房
評価 ★★★★
感想
特別な子供のために作られた,特別な魔法がこめられたやさしい人形たち,オドキンズ。物語はオドキンズたちを作ってくれたおもちゃ職人のアイザックおじさんが亡くなるところから始まる。
おじさんが死んだことによって,悪いおもちゃ職人から作られた邪悪なおもちゃたちが地下から目覚め,次の新しいおもちゃ職人に魔法のことを知らせようとするくまのエイモスたちに襲いかかる…。

とまぁ,実にほのぼのした内容です(笑)。
設定も,物語の展開も,実に地味で他愛がない(爆)。
でも,冒頭から夢を忘れた大人たちの心をつかむ言葉がいっぱい詰まっています。
最後はとってもほのぼのとして,心が温まります。
意外と佳作。大人に読んでほしい本。

記入日時 2004/03/02/10:52:27

アースシーの風
作者名 ル グウィン
出版社名 岩波書店
評価 ★★★
感想
ゲド戦記シリーズ待望の?最新刊です。私としてはまさかあの「最後の書」から次の作品が出てくるとは思ってみなかった。
すごく期待していたのですが,私の大好きなハイタカ様の出番が少なかったのがかなり不満といえば不満です(笑)。全体的な話としたら決して悪くはない出来なのですが。
ただ,どうしても「いったいこの本で作者は何が言いたかったのか」というのがはっきりしなかったです。次に続くのかなぁ,もしかして。
何度も言うようなのですが,作品としては悪くないし,かなり上質な読み物だと思います。ただ,その作品自体が持つ「魔力」のような,読み終わった後にまで読者を引き付けるような魅力が,過去4作品に比べてかなり乏しい。読後感は爽快でさわやかな気分になれるのですが,それすらも「なんか惜しいなぁ」と思った作品でした。

記入日時 2004/01/30/14:09:42

こわれた腕環 ゲド戦記 2
作者名 ル グウィン
出版社名 岩波書店
評価 ★★★★★
感想
全5巻のゲド戦記の中でも,一番好きな作品。

幼くして名前を取り上げられた巫女アルハは,ゲドと出合った瞬間からゲドを殺さねばなければならない宿命を背負う。その宿命に押しつぶされそうになりながらも,それでもゲドに惹かれずにはいられないアルハ。
読んでいる間,ずっと「この二人は一体どういう結末になるのだろう?」と思っていた。たとえアルハが全てを投げ捨ててゲドの側につくとしても,ゲドと結ばれることは決してないような気がしていた。二人とも生きてゆく方向が全然違うから。

どきどきしながら読み進め,最後二人はどうなったか!?
私がシリーズのなかでこの作品が一番好きなのは,あの最後の二人の身の置きかたなのだ。
「結局どうなるのよ!?」と思った人は,ぜひ読んでみてください。
たぶんすごく……身につまされると思います。

記入日時 2004/01/30/14:05:46

新版 指輪物語〈1〉/旅の仲間〈上・下〉
作者名 J.R.R. トールキン
出版社名 評論社
評価 ★★★★★
感想
恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。

上巻の半分くらいまではタルいです,やっぱり(苦笑)。しかし,そこを抜けるとまさに壮大なファンタジーの世界。
この本が,後の世のテレビゲームにどれくらい影響を与えたのかは計り知れないけれど,ドラクエやらFFをやりこんでいる人だったら,もうはまり込んでしまうこと間違いないです(笑)。「ミスリルの胴着」なんて出てくるんですよー!!

しかも,そんじょそこらの三文ゲームとは違い,重厚で,深く,美しい。
一人一人の人物に深い陰影があり,友情,裏切り,悲哀…さまざまな感情が渦巻きながら,怒涛のように物語が展開していく。
こんなに上質で面白い本はめったにありません。

記入日時 2004/01/30/14:05:00

ハリーポッターとアズカバンの囚人
作者名 J.K. ローリング
出版社名 静山社
評価 ★★★★
感想
うーん,なんというか,おぼろげながら全体の輪郭が見えてきた感じ。
「賢者の石」の時よりずいぶんとこのシリーズに対する評価はよくなりました。全巻読んだときの感想はどうなるのかな。
この作品の面白さは,ひとえに「謎が次々と明かされてゆく面白さ」なんだろうな。いささか心理描写に物足りなさを感じるけど,それはまたこれから違った局面が展開していくかもしれない。

記入日時 2004/01/30/14:04:16

ハリーポッターと秘密の部屋
作者名 J.K. ローリング
出版社名 静山社
評価 ★★★
感想
やっぱり2日で読みきってしまった…(^^;)。
で,読了後の感想なのですが(あ,ネタバレはしませんのでご安心を)
「作者はこのシリーズ全体を通して,何が言いたいのかなぁ?」
でした。「賢者の石」はその作品だけで完結してるといえなくもないのですが,続編は「これからまだまだ続くぞぉ!」ってかんじで。
シリーズを読みきったあと,どんな読後感が待っているのかなぁ…。

記入日時 2004/01/30/14:03:38

ハリーポッターと賢者の石
作者名 J.K. ローリング
出版社名 静山社
評価 ★★★
感想
なにより印象に残ったのが「ははー…。なるほど、うん、これは売れるよ…」と感心したこと。
主人公はごく普通の少年。孤児で、里親からは反古にされ続けている不幸な生活を送っていて、ある日突然「あなたはあの有名なハリーポッター様なのです!」と魔法界からスカウトされる。
魔法界の世界にどっぷりとひたったあと、悪との対峙を経て、少年は成長してゆく……この心地よさ…。
なんというか、人間の潜在意識にある願望をうまく形にした作品というか…。そのあまりの巧みさにほんの少し胡散臭さを感じてしまった私はオバハンなんでしょうか…(^^;)。
あまりにも世界的に話題になって、マスコミ等が過大に祭り上げてしまった罪も大きいと思うけど。

ただ、はっきり切り捨てることのできない魅力は確かにあると思う。

…でもなぁ…。なんだかなぁ…。
どーもマンガを読んでいるような感覚に襲われるんだよなぁ…。この作品。
いや、それが別に悪いって言うわけではないのだけれど…。
文学の持つ迫力に欠けるというか………うーん………。

そう思ったのは私だけでしょうか。

記入日時 2004/01/30/14:02:56

ナルニア国物語 (1) / ライオンと魔女
作者名 C・S・ルイス
出版社名 岩波書店
評価 ★★★★★
感想
地方の古い屋敷にやってきた4人きょうだいが、ある日大きな衣裳だんすに入ると、そこは雪の降りつもる別世界、ナルニア国だった…。

初めて読んだのは,小学生の頃。今でも読み終わったときの感動は忘れられない。
ナルニアの地に憧れ,アスランを尊敬し,冒険する主人公たちがただひたすらに羨ましかった。
生まれて初めて,この本によって空想することの楽しさを教えられたような気がする。

この本は,多分,それ以後の私の人生を変えた。
この本に出会わなかったら,私はどんなに味気ない人生を送ったことだろう。


記入日時 2004/01/30/14:02:05

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