感動モノ



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電車男
作者名 中野 独人
出版社名 新潮社
評価 ★★★★★
感想
いいものはいいと思ったので,勇気を出して星5つ(笑)。とにかく面白くて,笑い転げながら読んでました。
内容的には彼女いない歴=年齢の秋葉系の若者が,電車で酔っ払いに絡まれていた女性を助けたらお礼にティカップを送ってきた。なんとか彼女とお近づきになりたい電車男は巨大掲示板2チャンネルに助けを求める…。

「電車男」とは,その2チャンのログの記録を本にしているという,物語でも厳密な意味でのノンフィクションでもない…2チャンのログです(笑)。

が,「2チャンのログか…」と侮ってはいけない。これが抱腹絶倒のやり取りで,一番の魅力はその電車男の周りをとりまく2chの毒男たちの姿だ。
前半はどうやって彼女を食事に誘うかというやりとりが展開されるのだが,周りの毒男たち,意外と的確にアドバイスしている。
中盤,後半へと息詰まる展開が展開してゆくのだけれど,「とにかくおもしろがる」という精神は最後まで貫かれているのでサクサク・ゲラゲラ笑いながら,最後は笑いながら泣いていた。

読後思ったことは「世の中捨てたもんじゃないな」だった。ネット上でリアルに体験してみたかったです。

記入日時 2005/02/15/11:05:25

宇宙のみなしご
作者名 森絵都
出版社名 講談社
評価 ★★★★
感想
ん〜〜〜〜,ひとことで雰囲気を説明するなら「詩的な文章で綴った宮崎駿的中学生日記」というかんじかな。おもしろいです。最後はなかなか感動的だし。
ある掲示板で「私のとっておきの本」として紹介されていたのだけれど,たしかにとっておきの穴場的な作品です。佳作。

記入日時 2004/01/29/22:04:05

消えた少年たち
作者名 オースン・スコット・カード
出版社名 早川書房
評価 ★★★★★
感想
ある一家がインディアナのヴィゴアへ新天地を求めて引っ越してきた。長男のスティーヴィは新しい学校で友人ができず落ち込んでいるようだ。しかしまもなくスティーヴィには二人の友人ができたようだった。しかしスティーヴィは学校から帰ってもいつも一人で遊んでいた…。

「きっとこの本はあなたの宝物になるに違いない」。雑誌でこう紹介されているのを見て,以前から読みたいと思っていた。けっこう厚い。それも文章は2段組ときた。忙しくてなかなか読めなかったのだが,読み始めると止まらなくなった。どっぷりハマるし面白い。そしてなにより,主人公とその家族の生き方が,いぃぃぃーんだ,これが。夫婦で助け合ってる姿,子供への愛情,神への信仰。そして生と死。何度読んでもこころが引き絞られるような,切ない気分になります。

いいです,この本。オススメです,この本。読んでいない人,だまされたと思ってとにかく読んでみましょう。

ところでこの本,以前ミステリ読書会のサイト「猟犬クラブ」にてネタバレ座談会をしたことがあります。私が課題図書の提出者で,ネタバレ座談会では賛否両論すごい作品だったです。残念ながらその座談会の過去ログはどこかに失われてしまったのですが,私が書いた最後のまとめを,つい先日発見しました。とても懐かしかったのでアップしてみました。 → こちら

記入日時 2004/01/29/22:02:49

夏の庭
作者名 湯本香樹美
出版社名 新潮社
評価 ★★★★★
感想
日本版「スタンド・バイ・ミー」といったところ。悪ガキ(ほどでもないか)3人組みが,孤独な老人との交流を通して少しずつ大人になって行く話。随所にちりばめられたシーンひとつひとつがとても美しく,自分の中で失ってしまった何かをもう一度思い出させてくれるような気がする。何回読んだかわからないけれど,読むたびに指の間からこぼれおちてゆく砂のような喪失感が郷愁を誘います。名作。

記入日時 2004/01/29/22:02:04

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