氷と炎の歌



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剣嵐の大地
作者名 ジョージ R.R.マーティン (著), 岡部 宏之 (翻訳)
出版社名 早川書房
評価 ★★★★★
感想
以前からこの第三部、「剣嵐の大地」はシリーズ最高傑作と噂は聞いていたのだけれど…本当にすごかった…。

第一部の「7王国の玉座」、第二部「王狼たちの戦旗」と紡がれていた人物の布石が、この第三部になって怒涛のようにひっくりかえされ、破壊され、滅茶苦茶になってゆく。
そのすさまじいまでの破壊力にただ呆然としながらストーリーを追っていくうちに、物語は深い悲しみと感動の結末が訪れる。
ジョンの最後の章、美しくて哀しくて、忘れられません。

本が好きな人間なら、死ぬ前に一度は読むべし。絶対後悔しません。名作。

記入日時 2007/01/24/17:35:42

王狼たちの戦旗
作者名 ジョージ・R・R・マーティン
出版社名 早川書房
評価 ★★★★★
感想
第二部はいきなり闇に包まれていたスタンニス・バラシオンの世界から始まる。
それまで王を自称していた4人の王が,いよいよ本格的に戦闘をし始め,怪しげな魔術や陰謀が交錯する中,首都キングスランディングでの戦闘でクライマックスを迎える。
壮絶な戦いが終わって最後に残っていたのは果たして誰か?
意外な結末と共に,ぞくぞくするような展開が期待される終わり方にまたも身もだえする。あーやっぱりすげー。

【以下ネタバレ】
作中,一番印象深かったのが,シオン・グレイジョイ。
どうしようもないほどの半端モノ人生で,脇役らしく多分あのまま死んでしまったのだろうと思われる。
幽閉に失敗し,やむなくなんの関係もない宿屋のせがれを殺し,殺した後もその子供たちの悪夢にさいなまれるあたり,なんだか可愛そうでさえあった。
あと,タマネギ騎士のダヴォス。死んじゃったのかなぁ…。あそこでふつっと死んだほうがかっこいいのだけれど,でもどこかで生き残って欲しいと思う。

あと,すっごく気になるのが怪しい魔術師(?)フガー。
どうもこの作品の世界観というか,魔法の法則がつかみきれていないのだけど,今後この世界の魔法の法則をデーナリスと共に説明してもらいたいものです。

記入日時 2005/01/08/18:03:57

七王国の玉座
作者名 ジョージ・R・R・マーティン
出版社名 早川書房
評価 ★★★★★
感想
とにかくすごい。

要するに7つの諸侯が,1つの玉座を我が物にするために壮絶な争奪戦が繰り広げられる話なのだけど,「どの国は悪で,どの国が善」という区切り方をしていないところがすごい。
どの国の中にでも善人と悪人がいて,それら一人一人にもはっきりとした区別はなく,ただもう時代に翻弄されながらも,必死にそれぞれがその時代の中で生きている。
本編の中では,それぞれが陰謀をかましたり,陰謀にかけられたり,殺されそうになったり殺したり,路頭に迷ったり牢屋に入れられたりと,なんかも〜ものすごい展開が怒涛のように繰り広げられ,この作品の中に一度入り込んでしまったら,現実の世界に戻れなくなりそうな魔力がある。
はっきり言ってファンタジーというより,戦国モノみたいな内容なので,あえて「ファンタジー」ジャンルとは別にした。

【以下ちょっとだけネタバレ】
特に衝撃のラストがなぁ…。
ドラゴンが孵るのは予想できたのだけど,まさかああいう展開で,ああいうふうに持ってくるとは…。
分かっていながらも,最後は鳥肌が立ちました。ハイ。

記入日時 2005/01/08/17:47:34

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